節分とは
節分(せつぶん)は、文字どおり「季節を分ける」という意味で、暦の上で冬が終わり春が始まる節目の日です。こう書くと天文学の話のようですが、実際には、家庭でもお寺でも行われる、にぎやかで楽しい行事です。鬼の格好をする人がいて、家の中で豆を投げ合い、大きな太巻きを黙って壁を見つめながら食べる。日本の年中行事の中でも、とびきり楽しくて風変わりな行事のひとつです。
考え方はシンプルです。季節の変わり目は、昔から悪いもの(鬼)が入り込みやすい時期と考えられてきました。そこで、豆で鬼を追い払い、福を招き入れるのです。今の家庭では楽しい家族のイベントとして、お寺や神社では多くの人が集まる盛大な行事として行われています。
2027年の節分
- 2027年の節分:2月3日(水)
- 2027年の恵方:北北西(やや北)。方位磁針でいえばおよそ345°ですが、日本では単に「北北西」と呼ばれています。スーパーの恵方巻には、たいてい包装に方角の案内が印刷されています。
- 主な豆まきの行事:浅草寺(東京)、増上寺(東京)、成田山新勝寺(千葉)、吉田神社(京都)。時間は寺社によって違うので、その年の予定をそれぞれ確かめましょう。
ほかにもある節分の習わし
- 柊鰯(ひいらぎいわし) — 柊の枝に焼いたイワシの頭を刺したもので、玄関の外に飾ります。とがった柊の葉とイワシの強いにおいで、鬼を寄せつけないとされています。昔ながらの家では今も見かけることがありますが、今の多くの家庭では飾りません。
- 子ども用の鬼のお面 — 節分のころには、紙の鬼のお面がお店で安く手に入ります。子どもたちは、豆まきで鬼の役になってお面をかぶるのが大好きです。
- コンビニの恵方巻商戦 — 1989年にセブン-イレブンが広島で「恵方巻」の名前で売り出し、同社によれば1998年に全国に広げてから、恵方巻はコンビニやスーパーにとって大きな商戦になりました。コンビニチェーンは、節分の前から恵方巻の予約を受け付けています。
旅行者として参加するには
節分は、短期の旅行者でも参加しやすい日本の行事のひとつです。大きな寺社の豆まきはたいてい無料で見られ、混み合いますが、誰でも参加できます。舞台からまかれる豆をキャッチしてみましょう(受け取ると縁起がいいとされています)。コンビニで恵方巻を買ってみるのもいいですし、キッチン付きの宿に泊まっているなら、福豆を1袋買って、部屋で豆まきをしてみてください。宿のホストも、きっと喜んでくれるでしょう。
クイズで確認
節分の基本を3問で確かめてみましょう。