うるさい。そのうるささにルールがある
日本のプロ野球(NPB)は、日本で過ごす一日としてかなりお得です。チケットは国際的に見て安く、球場の食べ物はよくできていて、雰囲気は静かな午後の球場よりサッカーのゴール裏に近い。初めて行く人が驚くのは、その騒がしさが組織されていることです。観客がそれぞれ反応しているのではなく、何千人もが共有された段取りを実行していて、そこには指揮者がいます。
その指揮者が応援団です。たいてい外野に陣取り、トランペット、太鼓、大きな旗を持っています。一軍の選手にはそれぞれ歌詞つきの応援歌があり、打者が変わるたびに曲も切り替わります。
攻撃中だけ、というルール
覚えるべきことはひとつ。声を出すのは自分のチームの攻撃中で、守備中ではありません。 自分の側が打っているあいだ、そのスタンドは金管と声の壁になります。守備に回ると、その一角は落ち着き、相手側のスタンドが始めます。これが半イニングごとに、試合が終わるまで入れ替わります。
日本の野球にブーイングがほとんど存在しないのはこのためです。打ち込まれた投手も拍手で送られます。エネルギーは、相手を揺さぶることではなく自分のチームを押すことに向けます。
どこに座るかが、どちらを応援するかになる
座席は、来場者が思っている以上に「所属」で分かれています。外野スタンドはホームとビジター応援席に分かれていて(2015年に全12球団が導入)、球団は双方向に運用します。ホームエリアでは相手のグッズが、ビジター席ではホームのグッズが断られます。チームは着いてからではなく、チケットを買うときに決めておきます。
どちらでもないなら内野指定席が中立です。見やすく、座って観られて、チャントの義務もありません。
7回
ラッキーセブンが見せ場です。ホームの応援席が7回裏の前に球団歌を歌い、球場によってはジェット風船を一斉に飛ばします。この風船は2020年にプロ野球全体で中止となり、復活の状況は球団ごとにばらばらです。阪神は7シーズンぶりに2026年シーズンから甲子園で再開し、口で膨らませる代わりに専用ポンプを使う方式に変えました。つまり球団と球場次第なので、売っているのを見かけたら中で買い、周りが膨らませ始めるかどうかを見て合わせるのが確実です。ヤクルトファンはまた別で、小さい傘を開いて『東京音頭』を歌います。
入るときと、出るとき
荷物チェックは標準です。細かい条件はリーグ共通ではなく球場ごとに決まっています。缶とビンはどこでも不可、アルコールの持ち込みを禁止する球場も多く、ペットボトルと普通の食べ物は可の球場(東京ドームは1,000mlまで)と不可の球場(エスコンフィールド)があります。ネットで見かける紙コップへの移し替えは、もうありません。前日にその球場のページを確認してください。中に入れば売り子が見つけてくれるので、手を挙げるだけです。
帰りは全部持って出て、分別ボックスを使います。残していく列が、最後の印象になります。
確認クイズ
正しい回に、正しい席で声を出せるか、3問で確認しましょう。