誰もいない道で待つことが、なぜそんなに目立つのか
日本の公共の秩序の多くは、警察や罰金によって保たれているわけではありません。周りのほとんどの人がそうしているから保たれているのです。誰が仕切らなくても行列ができることが多く、誰も見回らなくても電車の中は静かで、近所が分別するから家庭でもゴミを分けます。真夜中の誰もいない道で赤信号を待つのも同じ仕組みです。ルールはルールで、みんなが守るからこそルールとして生きています。
ルールを破っても、怒鳴られることはめったにありません。その代わりに、もっと静かな非難を向けられるかもしれません。歩道で隣にいた人にちらりと見られる、ドライバーに少し長く見られる。気にしていないと見逃してしまうほどの、小さなサインです。
知っておきたい2つの例外
- 明らかに故障している田舎の信号:車が一台も見えないのに、歩行者信号が赤のまま止まっているように見えるなら、そのうち渡る人もいます。めったにないことで、起きればすぐにわかります。
- 緊急のとき:本当の緊急事態なら、周りの人も分かってくれます。ただ「ディナーの予約に遅れそう」は、それには当たりません。
日本の公共の場でのスマホ
少し話はそれますが、触れておきたいことがあります。日本のスマホのマナーは、主にみんなのいる場所で、音や見た目で周りに迷惑をかけないことが軸になっています。鉄道会社は電車内での通話を控えるよう呼びかけています。大きな音で動画を見ない。自撮り棒で通路をふさがない。交差点で歩きスマホをしない。根っこにあるのはどれも同じで、公共の場はそこにいるみんなのもの、スマホは自分だけの道具だということ。この2つを混ぜないようにしましょう。
クイズで確認
歩行者信号のルールをおさらいする3問です。