日本の路上飲酒 — OKな場所とダメな場所

日本は外でお酒を飲むことに比較的おおらかな国で、お花見のビールも新幹線の缶ビールもごく普通です。それでも、「周りが見えていない観光客」になってしまう場面ははっきりあります。

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コンビニの前で騒ぎながら飲む

夜、明るく照らされた日本のコンビニの外に3人の観光客が地面に座り、缶ビールを持って大声で笑っており、通り過ぎる他の客が明らかに不快そうにしている
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コンビニの前でビールを開けて、大声で盛り上がる

コンビニでビールを買い、そのまま縁石や駐車場、入り口近くの地面に座り込んで、友人と騒ぎながら飲む。ほとんどの地域で違法ではありませんが、コンビニの前で騒ぎながら飲むのは、配慮に欠けると見られがちです。渋谷のような繁華街では、コンビニの前で集まって飲み、ゴミを残していく人たちが地域の問題になっています。

二人の友人が夕方、公園のベンチに静かに座り、それぞれ缶ビールを持ち、小声で話し、横に小さなゴミ袋を置いている
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缶を持ってふさわしい場所へ移り、静かに飲む

コンビニで買った缶を飲みたいなら、近くの公園や川沿いのベンチなど、人通りの少ない屋外の座れる場所まで歩いてから飲みましょう。声は控えめにして、人の通り道をふさがず、空き缶はゴミ箱が見つかるまで持ち歩きます(客用のゴミ箱を置いているコンビニも多いです)。静かに、きれいに飲んでいれば、たいてい問題ありません。人の目を引くのは、声の大きさと場所なのです。

通勤電車でお酒を飲む

夕方のラッシュアワーに満員の東京の通勤電車に立っている観光客がビールの缶を開けており、スーツ姿の通勤者が明らかに居心地悪そうにしている
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通勤客でいっぱいの山手線で、缶ビールを開ける

地下鉄や山手線、郊外の電車などの通勤電車で缶ビールを開け、仕事に向かう人や家路につく人に囲まれて飲む。新幹線で飲むのはよくあることですが(主に旅行や長距離の移動だからです)、通勤電車は日常の足です。そこでお酒を飲むのは、特にラッシュ時には、場違いだと感じる人が多いでしょう。じろじろ見られるかもしれませんし、その視線は好意的なものではありません。

ゆったりした新幹線の座席に座ったリラックスした旅行者が小さな缶ビールと駅弁のお弁当箱をトレーテーブルに並べ、車窓から流れる田園風景を眺めている
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お酒は新幹線や長距離列車に取っておく

新幹線では、お酒を飲むのはよくあることで、広く受け入れられています。東海道新幹線をはじめ、車内販売のワゴンがなくなった路線もあるので、ビールやカップ酒は乗る前に駅の売店で買っておきましょう。行楽地へ向かう長距離の特急列車も、おおむね大丈夫です。在来線の普通列車や都市部の地下鉄では飲みません。迷ったら「この電車は主に通勤用か、旅行用か」と考えましょう。通勤用なら飲まない。都市から都市への旅の途中なら、缶を開けてかまいません。

公園で飲んだあとにゴミを残す

日暮れ時の桜の木の下の芝生に捨てられた空の缶・丸めたビニール袋・お弁当箱が広がっており、公園の清掃員がゴミ袋を持ってあたりを片付けている
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ピクニックを終えて、缶やコップ、包み紙を芝生に残していく

お花見や夕方の公園ピクニックを切り上げ、空き缶やビニール袋、お弁当の包み、紙コップを地面に散らかしたまま立ち去る。観光客の中には、そして正直に言えば地元の人の中にも、誰かが片付けてくれると思っている人がいます。これは深刻な問題です。お花見シーズンの週末や夏祭りのあとには、人気の公園に置き去りにされたゴミが山積みになることもあります。地元の人に苦情を言われる側の旅行者になってしまう、手っ取り早い方法です。

友達のグループが公園ピクニックを片付けており、潰した缶がいっぱいの透明なビニール袋と燃えるゴミの袋を丁寧に縛っており、後ろの芝生はきれいで手つかずのまま
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ゴミ袋を持っていき、全部持ち帰る

公園に行く前に、ビニール袋を何枚か用意しておきましょう。缶・びん用に1枚、燃えるゴミ用に1枚。帰る準備をするときは、レジャーシートの周りをひと通り見回して、自分たちのものでないゴミも含めて全部拾います。その季節だけの回収場所が公園に設けられていればそこへ出し、なければ次の駅やコンビニまで持っていきましょう。きれいな芝生を残して帰ることが、気持ちよく受け入れてもらうための大きなポイントのひとつです。

静かな住宅街や神社の近くで飲む

観光客が夜、小さな近所の神社の入り口の石灯篭にもたれてビール缶を飲んでおり、近くの家の住民が窓から不快そうに覗いている
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静かな住宅街や神社の入り口で、缶を片手にうろうろする

夜遅く、静まり返った住宅街を缶を片手に大声で歩いたり、神社やお寺の入り口の石段に座り込んでビールをあおったりする。その場で誰にも何も言われなくても、失礼な行動だと感じる人は多いでしょう。神社やお寺は神聖な場所で、住宅街は人が眠ったり、家でくつろいだりしている場所です。どちらも騒ぐための場所ではありません。

夏のお祭りの夜、紙の提灯が頭上に連なり、人々が屋台の近くでプラスチックのカップのビールを持っており、後ろに川が見える
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公園、河川敷、お祭り会場、お酒を出すお店で飲む

外で飲むのに向いている場所は、お花見や紅葉の季節の公園、夏の花火大会の河川敷、お祭りの会場、ビアガーデン、居酒屋のテラス席、そして新幹線です。向いていない場所は、静かな住宅街、静かな神社やお寺の境内、コンビニの入り口、通勤電車、そして「飲酒禁止」の表示がある場所です。渋谷では2024年10月から、駅周辺での路上飲酒が毎晩18時から翌朝5時まで禁止されています。自分の国の静かな通りで考えるのと同じ感覚で判断しましょう。地元で眉をひそめられることなら、日本でも同じです。

日本では、外での飲酒はどう扱われているのか

日本には、アメリカやカナダの一部にあるような、外での飲酒を全国一律で禁止する法律はありません(ただし、渋谷の中心部など、地域のルールがある場所もあります)。自販機でビールを買って公園のベンチまで歩き、外で飲んでも法律上は問題ありません。お花見のピクニックにワインやおつまみを持っていくこともできます。新幹線で日本酒をちびちび飲みながら、窓の外を流れる富士山を眺めることもできます。どれもグレーゾーンではなく、普通に、広く行われていることです。

ただ、法律がないからといって、ルールがないわけではありません。日本ではその隙間を「周りからどう見られるか」という暗黙の了解が埋めていて、その感覚はかなり共通しています。目立っている、うるさい、ゴミを出している。そのどれかに当てはまれば、やり方を間違えています。理想的なのは、気持ちのいい午後に友人と公園で、静かに、きれいに、周りの人も嫌な思いをせずに飲む場面です。最悪なのは、夜11時にセブン-イレブンの前の地面に座り込み、空き缶を積み上げながら英語で大声を出し合う観光客のグループです。どちらも法律上は問題ない可能性が高いでしょう。でも、歓迎されるのは片方だけです。

うれしいことに、状況さえ読めれば、ルールはほとんど直感でわかります。リストを覚える必要はありません。周りに誰がいるか、自分の声がどれくらい大きいか、何かを残していないか。それに気をつけるだけです。外で飲む地元の人の多くは、静かに、きれいに、その場にふさわしい場所で飲んでいます。それに合わせれば大丈夫です。

ひとことで言えば:地元の人が飲む場所で飲み、静かに過ごし、ゴミは持ち帰る。

知っておくと役立つこと

  • お花見と秋の公園ピクニック — 春のお花見と秋の紅葉ピクニックは、日本で外でお酒を楽しむ文化がいちばん盛り上がる時期です。公園は、木の下でビールや日本酒、お弁当を分け合うグループでいっぱいになります。大目に見られているどころか、お花見は何百年も続く伝統として楽しまれています。ただし、お花見のマナーは守りましょう。場所を取りすぎない、声は控えめに、帰るときは全部持ち帰る。
  • イベントの飲食エリア — お祭りや大きな屋外イベントには、飲み食いの屋台が集まるエリアがあることが多く、お酒もその楽しみの一部です。ある場所でほかの人が堂々と飲んでいて、きちんと運営されているように見えるなら、おそらくそういう場所です。
  • お酒の自販機もある — 日本には今も、ビールや日本酒を売る自販機が一部あります。昔よりずっと減っていて、新しいものの多くは年齢を確認する仕組みになっています。缶を買って近くのベンチで静かに飲むのは、たいていの場所で問題ありません。
  • お酒は20歳から — 18歳でも21歳でもなく、20歳です。コンビニでは、たいていレジの画面で年齢確認のボタンを押すよう求められます。法律上は20歳からで、観光客も例外ではありません。
  • 季節のビアガーデン — 多くの都市で、デパートの屋上や公園の広場、ホテルのテラスに季節限定のビアガーデンがオープンします。主に春の終わりから夏にかけてです。お酒を出す許可を取った正式な場所なので、外で飲んでいいのか迷う心配もありません。

クイズで確認

外での飲酒のルールをおさらいする3問です。20秒ほどで終わります。

Quick check

Can you spot the right move?

  1. Q1 長距離の新幹線で、お酒を飲んでもいい?

  2. Q2 ラッシュ時の都市の通勤電車で、お酒を飲んでもいい?

  3. Q3 公園でお酒を飲んだあと、ゴミは持ち帰るべき?