行列が大切にされる理由
日本の日常の多くは、みんなが並び、誰もずるをしないという前提で回っています。電車のホーム、ラーメン屋、コンビニのレジ、混み合うお正月の初詣。列は列であり、みんながそれを信頼しているから進むのです。
誰かが割り込むと、その信頼が崩れます。だから日本では、割り込みは言葉で注意される可能性がとりわけ高い行動のひとつです。知らない人からのこともあれば、スタッフからのこともあります。人前で誰かに注意することがめったにない日本で、割り込みは数少ない例外のひとつなのです。
ルールはひとつ:**最後尾を見つけて、そこに並び、待つ。抜かさない。**あとは細かいことです。
長い列の最後尾の見つけ方
- スタッフや案内表示を探す — 新しくオープンしたお店や有名なラーメン店、お花見シーズンの公園など、とても人気のある場所では、列が角を曲がったり、壁に沿って伸びたりと、思わぬルートをたどることがあります。たいていスタッフがいたり、ところどころに列の案内の表示があったりします。迷ったら、事情をわかっていそうな近くの人に聞きましょう。
- 「最後尾ですか?」と確認する — どこが最後尾かわかりにくい列では、「ここが最後尾ですか?」と聞いてみましょう。今いちばん後ろにいる人が、うなずくか「はい」と答えてくれます。発音に自信がなくても通じます。
- 何の列かわからないまま並ばない — 小さなドアの前や、看板のない建物、何の表示もない角など、思いがけない場所に列ができているのを見かけることがあります。たいていは予約や限定品、期間限定のイベントなど、何か特定のものを待つ列です。気になったら「何の行列ですか?」と聞いても問題ありません。ただ、何の列かわからないまま、勢いで並ぶのはやめておきましょう。
知っておくと役立つこと
- 少し間を空ける — 前の人に詰め寄らないようにしましょう。この間隔はわざと空けているもので、割り込んでいいという意味ではありません。
- 傘と列の間隔 — 雨の日は、自分の傘のしずくが前の人にかからないようにしましょう。お店や神社の入り口に傘立てや傘袋が用意されていることもあるので、あれば使いましょう。
- あとから仲間が合流するのは割り込みになりうる — 一人分の場所取りについては意見が分かれていて、禁止している店もあります。1人で並んでおいて、あとから5人の仲間が合流するのは、代理での割り込みだと広く受け取られます。
- 先頭では呼ばれるまで待つ — スタッフが手招きしたり、「どうぞ」と声をかけたりして呼んでくれることがよくあります。カウンターが空いたのが見えても、急いで向かわないようにしましょう。
クイズで確認
行列のマナーをおさらいする3問です。20秒ほどで終わります。