日本の喫煙ルール — 思ったより厳しいです

日本の多くの都市では歩きタバコが禁止されていて、屋内の喫煙も制限されています。多くの地域で過料は実際に科されますし、ルールは市や区ごとに違うので注意が必要です。

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歩きながらタバコを吸う

混雑した歩道を早足で歩く観光客が火のついたタバコを体の横に下げて持ち、後ろを歩く人の顔に煙がかかっている
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新宿や渋谷を歩きながらタバコに火をつける

日本の多くの都市には、「路上喫煙禁止」の条例があります。東京の都心の区、大阪市の全域、京都の観光地、そして多くの中小都市でも路上での喫煙が禁止されていて、その多くで違反者に過料が科されます。金額はたいてい1,000〜2,000円です。駅前広場など人通りの多い場所では、巡回員が取り締まっています。観光客がうっかり引っかかりやすい、意外と厳しいルールのひとつです。

駅の入口脇にあるガラス張りの屋外喫煙ブースの中でタバコを持って立つ喫煙者と、その外を通り過ぎる通勤客
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指定の喫煙所(きつえんじょ)を探す

街なかには、「喫煙所」や「喫煙コーナー」と表示された屋外の指定喫煙場所があります。たいていは駅の近くや、オフィスビル前の広場、公園の一角などです。路上喫煙が禁止されている地区では、屋外で吸ってもいいのはこうした場所です。タバコを吸う人が集まっていて、スタンド式の灰皿が置いてある場所を探しましょう。そこが喫煙所です。

禁煙の飲食店やカフェで吸う

飲食店の席でタバコに火をつける客と、隣のテーブルで身を引いて鼻を覆う人
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喫煙できるかどうかを確かめずに、飲食店の席でタバコに火をつける

日本の屋内喫煙のルールは2020年に大きく厳しくなり、飲食店やカフェなどの建物は、原則として屋内禁煙になりました。例外もあります(既存の小さなバーや飲食店の一部、シガーバーのような喫煙を目的とした店、基準を満たした囲われた喫煙室など)。どの店でも席でタバコが吸えると思っているなら、その情報は古くなっています。表示を確認しましょう。

飲食店の入口で立ち止まり、入るかどうかを決める前に扉の脇の小さな表示を確かめている客
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入口にある「禁煙」や「喫煙可」の表示を確認する

多くの飲食店の入口には、タバコが吸えるかどうかの表示が出ています(東京都では、吸える店も吸えない店も、すべての飲食店に表示の義務があります)。「禁煙(きんえん)」、別に喫煙室があることを示す「喫煙室(きつえんしつ)あり」、タバコが吸える「喫煙可(きつえんか)」などです。禁煙の店が多いです。席に着く前に、ドアの表示を見ておきましょう。禁煙の店なら、吸うときは外の喫煙所に行きます。

路上喫煙禁止地区のルールを無視する

街角でタバコを吸う観光客に、明るい色のベストを着た巡回員が丁寧に手を挙げて近づいてくる
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路上喫煙のルールは観光客には関係ないと思い込む

多くの地域では、路上喫煙の禁止を巡回員が取り締まっています。違反している人を見つけると声をかけ、ルールを説明し、過料のある地域ではその場で過料を徴収します。ルールは観光客にも地元の人と同じように当てはまり、知らなかったでは済みません。

広場にある囲われた喫煙コーナーの前で、まだ火をつけていないタバコを持ったまま中を確かめている観光客
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禁止地区を知り、表示を確認する。吸うのは喫煙所だけ

東京の都心の区(新宿区、千代田区、渋谷区、港区など)、大阪市の全域、京都の観光地(祇園や清水寺周辺)など、多くの街の中心部で路上喫煙が禁止されています。千代田区や大阪市、京都の対象地区のように、その場で過料を取るところもあります。いちばん簡単な覚え方は、街の中心部にいるなら指定の喫煙所でしか吸わないこと。喫煙所は駅の近くによくあります。

吸い殻を道に捨てる

吸い殻を靴で歩道にすりつぶし、きれいな敷石の上に残したまま立ち去る喫煙者
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歩道でタバコを踏み消して、そのまま立ち去る

タバコを吸うこと自体は認められている場所でも、吸い殻を地面に捨てるのはポイ捨てで、地区によってはさらに罰金の対象になります。日本の街は道がきれいなことで知られていて、吸い殻のポイ捨てを名指しで禁じている条例も多くあります。「歩きタバコ禁止」のルールには、吸い殻があちこちに捨てられるのを防ぐという目的もあります。

指定の喫煙所で背の高い灰皿スタンドに灰を落とす喫煙者と、もう一方の手に持った携帯灰皿
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喫煙所の灰皿を使うか、携帯灰皿を持ち歩く

指定の喫煙所には、たいていスタンド式の灰皿があります。そこに捨てましょう。灰皿の見当たらない場所でよく吸うなら、小さな携帯灰皿を持っておくと安心です。数百円で買えて、捨てられる場所まで吸い殻を持ち歩けます。日本の喫煙者にも、持ち歩いている人が多くいます。

日本の喫煙ルールが「逆」に感じられる理由

アメリカやヨーロッパで暮らしていると、喫煙は「外で吸うもの、屋内では吸わないもの」という感覚かもしれません。日本は、ある意味でその逆です。多くの都市では歩きながら吸うことはできませんが、一部のバーや囲われた喫煙室なら、屋内で吸えることもあります。路上喫煙の禁止が重視しているのは、歩道ですれ違うたくさんの人たちです。

その結果、日本の喫煙者は公共の場所のあちこちで吸うのではなく、駅前広場やビル前の広場、カフェの喫煙室など、決められた場所(喫煙所)に小さく集まって吸うことになります。欧米のやり方に慣れていると、このパターンに慣れるまで数日かかるかもしれませんが、わかってしまえばすっきりした仕組みです。ただし、多くの地域で路上喫煙の過料(たいてい1,000〜2,000円)は本当に取られますし、巡回員が取り締まっています。

街の中心部でのルール:屋外では喫煙所でだけ吸う。それ以外の場所では吸わない。屋内は表示を確認する。

知っておくと役立つこと

  • 加熱式タバコ(IQOS・Ploom・glo)が普及している — 日本では加熱式タバコが広く使われています。多くの場所では、屋外では紙巻きタバコと同じルールです(千代田区では加熱式タバコも過料の対象です)。ただし、加熱式タバコ専用の喫煙室で食事ができる飲食店もあります。
  • タバコはコンビニで買える — コンビニではタバコを売っていて、店の外に小さな喫煙スペースが残っている店もあります(撤去した店も多くあります)。レジで買って、喫煙スペースで吸い、吸い殻を捨ててから移動する。観光客にとっていちばん手軽な流れです。
  • ニコチン入りの電子タバコは扱いが複雑 — 日本では、ニコチンを含む電子タバコ用リキッドは未承認の医薬品として扱われるため、販売できません。ニコチンなしのベイプは売られています。日本の店でニコチン入りのリキッドが買えるとは思わないほうがいいです。自分の分を持ち込むつもりなら、事前に最新の個人輸入のルールを確認しましょう。
  • ホテルはどんどん禁煙に — 今では多くのホテルが禁煙ルーム中心で、喫煙ルームは限られていることがあります。喫煙ルームが必要なら、予約の前に確認しましょう。
  • 携帯灰皿を持ち歩く — 日本の喫煙者の多くは、数百円で売っている小さな携帯灰皿を持ち歩いています。タバコを吸うなら、ひとつ買っておきましょう。吸い殻を道に捨てると、地域によってはポイ捨てとして過料を取られることがあります。

クイズで確認

喫煙ルールがわかったか、3問で確かめてみましょう。20秒ほどで終わります。

Quick check

Can you spot the right move?

  1. Q1 東京の都心で、歩きながらタバコを吸ってもいい?

  2. Q2 2020年から、日本の飲食店は原則として屋内禁煙?

  3. Q3 歩道に吸い殻を捨てるのは、ちょっとしたポイ捨て程度の扱い?