日本のスーパー — カゴ・ベルト・袋詰めの流れ

日本のスーパーには決まった流れがあります。カゴの商品をベルトに出し、支払いを済ませたら、別の台で自分で袋に詰める。2020年からレジ袋は有料なので、マイバッグを持っていくのが基本です。

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カゴを使わずに商品を手で持ち歩く

スーパーの通路で両腕に商品を積み上げて歩く観光客と、こぼれ落ちそうになっている一つの品物
NG

カゴを使わず、商品を腕に抱えて店内を歩き回る

日本のスーパーの入口にカゴが置いてあるのには理由があります。レジの仕組みそのものが、カゴを使うことを前提に作られているからです。レジ係はカゴを受け取って商品をスキャンし、空いている別のカゴに移していきます。商品をそのまま手に持っていると、この流れが崩れて、レジ係がその場でなんとか対応しなければなりません。

スーパーの入口に積まれた買い物かごを一つ手に取っている観光客
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店に入ったらすぐカゴを取る。買うものが少しでも

カゴは入口に積んであります。ひとつ取りましょう。2〜3点しか買わないときでも、カゴを使うのが正解です。マイバッグを持ってきたなら、それは手元に持っておきましょう。支払いが済んだら、袋詰め台で自分で詰めます。

ベルトコンベアの使い方を間違える

買い物かごの中身をレジのベルトにまとめて空け、前の客の商品と混ざりそうな山になっている
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仕切りを置かず、順番も考えずに、商品を全部まとめてベルトに出す

ベルトコンベアにも決まった順序があります。商品は、前の人の商品とのあいだに仕切りを置いてから出し、スキャンしてほしい順番(野菜が先、割れやすいものは最後、など)におおよそ並べます。全部を山のように積み上げると、レジ係の手間が増えるうえ、前の人の商品と混ざってしまうおそれもあります。

レジのベルトに仕切り棒を置き、その後ろに商品をきれいに一列に並べている観光客
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仕切りを置いてから、順番を考えてカゴの商品を出す

前の人が商品を出し終えたら、仕切りの棒(ベルトの上か、横にかけてあります)を置いてから、カゴの商品をベルトに出しましょう。重くて丈夫なものを先に、割れやすいものや冷たいものは後のほうに。空いたカゴは下の棚か決められた場所に置き、ベルトの上に残さないようにします。

レジ係が袋に詰めてくれるのを待つ

レジで手ぶらのまま立ち、かごに入った商品を店員が袋詰めしてくれるのを待っている観光客
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レジの前に立ったまま、レジ係が商品を袋に詰めてくれるのを待つ

日本のスーパーのレジ係は、商品をスキャンしてカゴに入れるところまでで、袋には詰めてくれません。レジのすぐ横か後ろに袋詰め台(ふくろづめだい)という専用の台があり、そこにカゴを持っていって自分で詰めます。レジの前で袋詰めを待っていると列を止めてしまい、レジ係がやんわりと袋詰め台のほうを指して教えてくれるかもしれません。

かごを別の袋詰め台まで運び、自分で商品を袋に詰めている観光客
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支払いを済ませたらカゴを持って袋詰め台へ。自分で詰める

支払い(現金、ICカード、クレジットカード)が終わったら、スキャン済みの商品が入ったカゴを持って、すぐに袋詰め台へ移りましょう。詰めるのは自分のペースでかまいません。マイバッグ(エコバッグ)を持ってきたなら、ここで詰めます。持っていなければ、レジで2〜5円でレジ袋を買えます。「袋お願いします」と言うか、セルフレジなら画面の袋のボタンを押しましょう。

セルフレジで手を抜く

セルフレジでバーコードのない野菜を手にした観光客と、赤い警告が点滅している画面
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セルフレジで商品をスキャンし忘れたり、野菜の計量を忘れたりする

日本のセルフレジは見守られています。スタッフが画面を確認していて、袋を置く場所には重さを量るセンサーがあります。スキャンした商品と重さが合わないと、機械がエラーを出します。うっかりでも商品をスキャンし忘れればエラーになり、スタッフがやってきます。量り売りの野菜は、スキャンする前に計量しておく必要があります。

青果コーナーの計量器に野菜をのせ、印字されたバーコードのシールをはがしている観光客
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野菜は決められた計りで先に量り、全部スキャンし、あわてない

野菜の中には、レジに行く前に別の計りで量っておく必要があるものがあります。野菜売り場の近くにある、ラベルプリンター付きの計量台を探しましょう。商品を量ってバーコードのシールを貼り、レジでそれをスキャンします。セルフレジでは、すべての商品をスキャンして袋置き台にのせ、スキャンが終わるまでは台から商品を取らないようにしましょう。

日本のスーパーに独特の流れがある理由

日本のスーパーが効率よく回っているのは、みんなが同じ手順に従っているからです。カゴ、ベルトコンベア、袋詰め台という流れはたまたまできたものではなく、店が混んでいても列がどんどん進むように、よく考えられた会計の仕組みです。レジ係は驚くほどの速さで商品をスキャンし、商品は次々と新しいカゴに移され、客は袋詰め台に移って、次の人の会計がすぐに始まります。誰か一人がこの流れを崩すと、たとえばレジの前で待ったり、ベルトにカゴを置きっぱなしにしたり、袋詰め台に移ることを知らなかったりすると、全体が滞ってしまいます。

訪れた人がいちばん驚くのは、袋詰め台の存在です。多くの国では、レジ係が商品を袋に詰めてくれます。日本では、支払いと袋詰めはまったく別の作業で、場所も分かれています。レジ係の仕事は会計まで。そこから先は、袋詰め台で自分がやる番です。これさえわかれば、スーパー全体の仕組みが見えてきます。袋詰め台は広くてスペースに余裕があるので、急かされずにゆっくり詰められます。

覚えておきたい流れ:入口でカゴを取る、ベルトには仕切りを置く、払ったら袋詰め台へ、自分で詰める。

2020年に変わったこと

2020年7月1日から、国の省令改正によって、すべての小売店でレジ袋の有料化が義務になりました。料金はわずか(たいてい2〜5円)ですが、人々の行動はすぐに変わりました。今では、多くの人が当たり前のようにエコバッグを持ち歩いています。旅行者がレジでレジ袋を買うのはまったく問題ありません。ただ、黙っていても出てくるとは思わず、自分から頼むつもりでいましょう。

知っておくと役立つこと

  • 夕方の値下げの時間 — 夕方から閉店にかけて(時間は店によって違います)、多くの店が弁当、刺身、お惣菜、焼きたてのパンなどを値下げします。割引シールには20%引き、30%引き、半額などがあります。夕方5時ごろから早めに値下げする店もあります。値下げの時間に合わせて買いに来る常連客もいます。ごく普通の買い物の工夫です。
  • ICカードで支払える — Suica、PASMOなどの交通系ICカードは、大手スーパーチェーンの多くで支払いに使えます。電車と同じように、レジでタッチするだけです。現金より速く、小銭もたまりません。また、大手スーパーチェーンには、それぞれ独自のポイントカードがあります。イオンやイトーヨーカドーなどでは、買い物のたびにポイントが貯まります。短い旅行ならあまり意味はありませんが、1週間以上滞在するなら、2分ほどで登録できて、ポイントを貯められます。
  • どの値段を見ているか確かめる — 値札には税込価格(税込)を表示することが義務づけられていますが、税抜きの本体価格のほうを大きな数字で書いている店も多くあります。レジで払うのは「税込」の金額です。
  • セルフレジの重量センサー — セルフレジの袋置き台にははかりが付いています。スキャンが終わる前に商品を取り出すと、機械がエラーを出し、店員さんが確認しに来ます。

クイズで確認

スーパーでの流れが身についたか、3問で確かめてみましょう。20秒ほどで終わります。

Quick check

Can you spot the right move?

  1. Q1 レジ係が商品を袋に詰めてくれると思っていい?

  2. Q2 日本のスーパーの多くは、今もレジ袋を無料でくれる?

  3. Q3 夕方の割引シールが貼られた商品は、遠慮なく買っていい?