日本のスーパーに独特の流れがある理由
日本のスーパーが効率よく回っているのは、みんなが同じ手順に従っているからです。カゴ、ベルトコンベア、袋詰め台という流れはたまたまできたものではなく、店が混んでいても列がどんどん進むように、よく考えられた会計の仕組みです。レジ係は驚くほどの速さで商品をスキャンし、商品は次々と新しいカゴに移され、客は袋詰め台に移って、次の人の会計がすぐに始まります。誰か一人がこの流れを崩すと、たとえばレジの前で待ったり、ベルトにカゴを置きっぱなしにしたり、袋詰め台に移ることを知らなかったりすると、全体が滞ってしまいます。
訪れた人がいちばん驚くのは、袋詰め台の存在です。多くの国では、レジ係が商品を袋に詰めてくれます。日本では、支払いと袋詰めはまったく別の作業で、場所も分かれています。レジ係の仕事は会計まで。そこから先は、袋詰め台で自分がやる番です。これさえわかれば、スーパー全体の仕組みが見えてきます。袋詰め台は広くてスペースに余裕があるので、急かされずにゆっくり詰められます。
覚えておきたい流れ:入口でカゴを取る、ベルトには仕切りを置く、払ったら袋詰め台へ、自分で詰める。
2020年に変わったこと
2020年7月1日から、国の省令改正によって、すべての小売店でレジ袋の有料化が義務になりました。料金はわずか(たいてい2〜5円)ですが、人々の行動はすぐに変わりました。今では、多くの人が当たり前のようにエコバッグを持ち歩いています。旅行者がレジでレジ袋を買うのはまったく問題ありません。ただ、黙っていても出てくるとは思わず、自分から頼むつもりでいましょう。
知っておくと役立つこと
- 夕方の値下げの時間 — 夕方から閉店にかけて(時間は店によって違います)、多くの店が弁当、刺身、お惣菜、焼きたてのパンなどを値下げします。割引シールには20%引き、30%引き、半額などがあります。夕方5時ごろから早めに値下げする店もあります。値下げの時間に合わせて買いに来る常連客もいます。ごく普通の買い物の工夫です。
- ICカードで支払える — Suica、PASMOなどの交通系ICカードは、大手スーパーチェーンの多くで支払いに使えます。電車と同じように、レジでタッチするだけです。現金より速く、小銭もたまりません。また、大手スーパーチェーンには、それぞれ独自のポイントカードがあります。イオンやイトーヨーカドーなどでは、買い物のたびにポイントが貯まります。短い旅行ならあまり意味はありませんが、1週間以上滞在するなら、2分ほどで登録できて、ポイントを貯められます。
- どの値段を見ているか確かめる — 値札には税込価格(税込)を表示することが義務づけられていますが、税抜きの本体価格のほうを大きな数字で書いている店も多くあります。レジで払うのは「税込」の金額です。
- セルフレジの重量センサー — セルフレジの袋置き台にははかりが付いています。スキャンが終わる前に商品を取り出すと、機械がエラーを出し、店員さんが確認しに来ます。
クイズで確認
スーパーでの流れが身についたか、3問で確かめてみましょう。20秒ほどで終わります。