日本の免税ショッピング — 消費税10%を確実に取り戻す方法

2026年11月1日から、日本の免税は「還付方式」に変わります。店では消費税10%込みの価格で払い、出国時の税関確認を終えてから税金が戻ってきます。手順をひとつでも飛ばすと受け取れません。確実に取り戻すための流れをまとめました。

更新日

免税を頼むタイミングを間違える

店のレジでカード払いを済ませてから、免税について聞こうとパスポートを取り出す観光客と、首を横に振る店員
NG

先に支払いを済ませてから、免税について聞く

通常の買い物として会計が済んでしまうと、還付のもとになる免税の購入記録が残りません。お店もあとから記録を作ることはたいていできません。免税はレジを打ってもらう前に頼みましょう。カードをタッチした後では手遅れです。

店員がまだ一つも商品を通していないうちに、レジのカウンターにパスポートを置いている観光客
OK

商品を通してもらう前に「Tax-free, お願いします」と伝える

レジに行ったらまずパスポートを差し出し、レジ係が商品を通し始める前にこのひと言を伝えましょう。支払うのは税込価格のままですが、お店が購入記録を税務当局に送り、還付金の受け取り方法も説明してくれます。観光客の多い店なら、英語の「tax-free」でたいてい通じます。日本語ができなくても大丈夫です。

別々の会計を合わせて基準額に届かせようとする

レジで別々の日の小さなレシートを何枚も広げ、まとめて店員のほうへ差し出している観光客
NG

別の日に買った少額の買い物を合わせて5,000円にしようとする

これはできません。税抜5,000円以上という基準は、同じ店で同じ日に買った金額で数えます。月曜日のレシートと水曜日のレシートは別の日なので、合算できません。

化粧品でいっぱいのかごを一つのカウンターに置き、一回の会計にまとめている観光客
OK

まとめて一度に買うか、同じ種類のものは1回の買い物で済ませる

化粧品を買うなら、ひとつのカウンターで一度に全部そろえましょう。家電量販店なら、アクセサリー類も同じレシートにまとめられるか聞いてみましょう。対応してくれる店もあります。

出国前に買ったものを使い切ったり人にあげたりする

空港のロビーで、税関を通る前に封をされた免税品の袋を破り、中のクリームを使っている観光客
NG

飛行機に乗る前にお菓子を食べたり、友人にお土産を渡したりする

税関はレシート単位で購入品を確認します。そのレシートの品物がひとつでも欠けていると(日本で食べた、使い切った、人にあげたなど)、欠けた品物だけでなく、そのレシートの分はすべて還付されません。以前の「未開封」のルールはなくなりますが、こちらのほうが厳しいルールです。

封を切っていない免税品の袋をそのままスーツケースに入れ、ファスナーを閉めている観光客
OK

免税レシートの品物は、税関の確認が済むまで全部手元に置いておく

まとめて荷造りし、空港の税関で確認してもらうまで手元に置いておきましょう。購入日から90日以内に出国する必要があります。日本にいる人へのお土産は、免税にせず別のレシートで普通に買いましょう。

手続きする場所を間違える

商品を抱えて通常のレジに並び、フロアの向こうにある免税カウンターに気づいていない観光客
NG

免税はどこでもレジでやってもらえると思い込む

店によっては、特に百貨店では、免税販売を各レジではなく専用の免税カウンターで行います。そのままレジで会計すると、免税の記録のない通常のレシートになってしまうことがあります。

パスポートを手に、免税のピクトグラムが掲げられた専用カウンターへ向かう観光客
OK

まず免税カウンターの表示を探すか、レジで聞く

多くの百貨店には、館内の免税手続きをまとめて受け付ける免税カウンターがあり、特定のフロアにあることが多いです。レジでそのまま手続きする店もあります。聞けばスタッフが正しい場所を案内してくれます。

10%は大きい — 還付の流れを押さえておこう

日本ではほとんどすべてのものに10%の消費税がかかります(持ち帰りの食品と酒類以外の飲み物は、ほとんどが8%)。海外からの旅行者はこれを取り戻せるので、大きな買い物ほど節約額がすぐに膨らみます。税抜3万円のカメラを買えば、約3,000円が戻ってくる計算です。

2026年11月1日からは、レジで消費税が差し引かれません。 税込価格で支払い、パスポートを見せると、お店が購入記録を税務当局に送ります。日本を出国するときに、品物を持ち出すことを税関が確認し、そのあとで初めて消費税が還付されます。還付するのはお店かその委託先で、方法は購入時に決めたもの(カード、アプリ、現金など)です。手数料がかかる場合もあるので、確認しておきましょう。これまでの一般物品と消耗品の区別、消耗品の封入包装、消耗品の50万円の上限は、すべて廃止されます。

税抜5,000円以上という基準は残っていて、同じ店で同じ日に買った金額で数えます。火曜日に買った3,000円のジャケットと、木曜日に買った4,000円のセーターを合わせることはできません。

ひと言でまとめると:支払う前に免税を頼む、パスポートは写真ではなく実物を持っていく、レシートの品物は空港での確認まで全部手元に置いておく。

空港ですること

税関の確認は荷物を預ける前に済ませましょう。購入品を手元に持っている必要があります。免税手続き用のキオスク端末でパスポートを読み取ります。7つの主要空港(成田、羽田、関西、中部、新千歳、福岡、那覇)では、代わりに国際線出発ロビーでスマホのVisit Japan Webを使うこともできます。税関から品物を見せるよう求められることもあります。購入日から90日以内に出国しなければなりません。

レシートの品物がひとつでも欠けていると、そのレシート全体が確認を通らず、まったく還付されません。

知っておくと便利なこと

  • 「Tax-free, お願いします」 — 免税対象の店なら、たいていこのひと言で通じます。英語があまり得意でないスタッフでも、たいていすぐに手続きを進めてくれます。
  • パスポートに紙を貼られることはもうない — 購入記録は電子化されています。何もホチキスで留められません。税関はパスポートをもとに購入記録を照会します。
  • 「Tax-Free Shop」の表示を探す — すべての店が免税店として登録しているわけではありません。買い物の前に表示を探すか、聞いてみましょう。
  • 2026年11月1日より前に買ったものは? — 2026年10月31日までの購入は、レジで消費税が差し引かれる旧制度の対象です。新旧の制度が並行する期間はありません。

クイズで確認

手順をしっかり身につけるための3問です。

Quick check

Can you spot the right move?

  1. Q1 同じ店なら、月曜日と水曜日の買い物を合わせて5,000円の基準を満たせる?

  2. Q2 免税で買ったお菓子を出国前にひと箱食べてしまっても、同じレシートの残りの品物は還付を受けられる?

  3. Q3 免税を受けるにはパスポートを見せる必要がある?