絵馬の由来と仕組み
絵馬は文字どおり「絵の馬」という意味で、昔の日本で神社の神様に生きた馬を奉納していた習わしに由来します。馬は貴重だったので、それだけ大切な捧げものでした。何百年もかけて、この習わしは馬の絵を描いた木の板に置き換わり(だから「絵の馬」なのです)、やがて馬以外の絵や干支の動物、その神社ならではの絵柄も描かれるようになりました。生きた馬を奉納することはまれになりましたが、名前は残ったのです。
今の絵馬の仕組みは、とてもシンプルです。500〜1,000円ほどで絵馬を買い、裏に願い事を書いて、絵馬掛けに掛け、あとはそのまま帰るだけ。絵馬はやがて神社のお焚き上げで焚かれます。
神道の信者である必要はなく、日本語で書く必要もなく、どんな願い事でも誰にもとがめられません。観光客の多い大きな神社では、さまざまな言語の絵馬が並んでいます。合格祈願の隣に旅の安全、その隣に「うちの猫がずっと長生きしますように」。
流れはこれだけ:買って、裏に書いて、絵馬掛けに掛けて、そのまま帰る。
知っておくと役立つこと
- 干支の絵馬 — 多くの神社では、12年でひと回りする干支のうち、その年の動物を描いた絵馬を出しています。お正月に新しくなることが多いです。
- その神社ならではの絵馬 — 形に工夫をこらした絵馬を出す神社もあります。ハート形の縁結びの絵馬がある神社もあります。学問の神様を祀る神社は、受験の時期になると合格祈願の絵馬でいっぱいになります。珍しい形の絵馬を見かけたら、その神社のご利益にちなんだものでしょう。
- 絵馬掛けを眺める — 絵馬がびっしり掛かった絵馬掛けを、見える範囲で数分眺めてみると、静かに心に響くものがあります。どこの国の人も、願うことは驚くほど似ています。家族の健康、恋愛、平和、合格。
- 掛けずにお土産として買う — 奉納するためではなく、お土産として絵馬を持ち帰りたいなら、一枚買って掛けずにおけばいいだけです。願い事を書いても書かなくてもかまいません。絵馬を持ち帰って、縁起物として家に飾る人も多くいます。
クイズで確認
絵馬の基本が身についたか、3問で確かめてみましょう。20秒ほどで終わります。