ルールそのものより「逆になる」ことが大事な理由
日本の駅は、毎日たいへんな数の人を、狭い通路で運んでいます。「片側に立ち、もう片側を歩く」というのは習慣であって、公式のルールではありません。しかも効率的でもなく、日立の調査では、両側に立つ場合より運べる人数が約23%少なくなるという結果が出ています。
旅行者が戸惑うのは、その合意が大阪では逆になることです。東京をはじめ、ほとんどの地域は左に立ちます。大阪と、神戸を含む関西の多くの地域は右に立ちます。京都は混在しています。どちら側に立つかを表示で教えてくれるわけではありません。周りの人がどうしているかを見て合わせることが求められ、逆に立つと、地元の人はすぐに気づくことが多いです。
東京は左に立つ。大阪は右に立つ(ロンドンと同じ)。 迷ったら、2秒だけ周りを見てまねしましょう。
知っておくと役立つこと
- 公式のルールは「立ち止まる」 — 鉄道会社は、両側に立ち止まって歩かないよう呼びかけています。埼玉県(2021年から)と名古屋市(2023年から)では条例にもなっていますが、罰則はありません。実際には、片側を空ける習慣が続いています。立ち止まって乗るのはいつでもルールどおりです。嫌がられるのは、人が歩いている側をふさいでしまうことです。
- 御堂筋線と阪急梅田駅 — 阪急は1967年に、梅田駅で左側を空けるよう乗客に呼びかけ始めました。梅田で乗り換えると、両方を通ることになります。右に立ち、左を歩く。考えすぎなくて大丈夫です。
- 空港のエスカレーターはばらつきがち — 成田、羽田、関西国際空港では、海外から着いたばかりの人が多いので、この習慣がそろわないことがよくあります。到着ロビーと同じ建物で、いわば初心者向けの練習が行われているだけです。
- 動く歩道も同じ考え方のことが多い — 空港のターミナルや地下通路の動く歩道でも、同じように片側に寄る人が多くいます。迷ったら、前の人をまねしましょう。
クイズで確認
東京と大阪の違いが体に染みついたか、3問で確かめてみましょう。