エスカレーター — 東京は左、大阪は右に立つ

日本のエスカレーターは、鉄道会社は全員に立ち止まって乗るよう呼びかけていますが、実際には片側に立ち、もう片側を歩く人のために空けるのがふつうです。ただし大阪では左右が逆になります。間違えると、あなたが渋滞の原因になってしまいます。

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その街とは逆の側に立つ

混雑したエスカレーターで、他の全員が右側に一列で立っている中、観光客だけが左側に立ち、後ろに人が詰まっている
NG

大阪で左に立つ、東京で右に立つ

東京では左に立ち、大阪では右に立ちます。逆に立つと、歩く人のための側をあなたがふさいでしまいます。たいていの人は何も言いませんが、後ろに並んだ30人がじっと我慢しているのを感じるはずです。通勤ラッシュの中でも、ひと目で「あ、旅行者だな」とわかってしまう典型的な場面です。

エスカレーターの乗り口で、先に乗っている人がどちら側に立っているかを見上げて確かめてから乗ろうとしている観光客
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乗る前に2秒だけ、周りの人を見る

前に乗っている人たちは、みんな片側に寄って立っています。それに合わせればいいだけです。エスカレーターに誰も乗っていなくて手本がない場合は、左に立ちましょう。東京式は日本の大部分で通用します。大きな例外は大阪とその周辺です。

片側空けが残る場所で横に並んで立つ

友人二人が同じ段に横並びで立ち、間にスーツケースを置いて幅いっぱいをふさぎ、後ろに列ができている
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連れと2人で横並びになり、歩く人の列を後ろに作る

鉄道会社は両側に立ち止まるよう呼びかけていますが、片側を歩く人のために空ける習慣がまだ強い駅も多くあります。みんなが片側に一列で立っている中で、間にスーツケースを置いて2人で横に並ぶと、歩くつもりの人をふさいでしまい、いやな顔をされることがあります。

友人二人が同じ側に縦一列で並んでエスカレーターに乗り、反対側を空けている
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そのエスカレーターのやり方に合わせる

鉄道会社のすすめどおり両側に立っている場所なら、横に並んで大丈夫です。みんなが片側に一列で立っているなら、一人ずつ乗ってその列に並びましょう。どちらの場合も、立ち止まって手すりにつかまります。

荷物で歩く側をふさぐ

エスカレーターの片側に立った観光客が、大きなキャリーケースを歩行用の側にはみ出させて置いている
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大きなキャリーケースを、歩く側に置いたままにする

スーツケースも、人と同じだけの場所をふさぎます。新宿、大阪の梅田、東京駅など、新幹線が発着する大きな駅では、歩く側は混み合っていることがよくあります。そこにスーツケースを置いておくのは、高速道路の真ん中で急に車を止めるようなものです。

エスカレーターでキャリーケースを自分のすぐ前に置き、立つ側にそろえて歩行側を空けている観光客
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立つ側で自分の前に置くか、エレベーターを使う

スーツケースは、自分と同じ立つ側の、自分のすぐ前に置きましょう。あるいは、重い荷物を持った地元の人が実際にそうしているように、エスカレーターはやめてエレベーターを探しましょう。大きな駅ならたいていエレベーターがあり、人混みの中で荷物と格闘せずに済みます。

急いで歩き上がり、降り口で横に割り込む

歩行側を駆け上がってきた観光客が、上りきったところで急に横に切り込み、降りようとする人の進路をふさいでいる
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歩く側を駆け上がり、降り口で横に切り込む

歩く側を歩いて上がるのは、まさにそのための側なので問題ありません。でも、駆け上がった勢いのまま降り口で立つ側へ斜めに切り込み、普通に降りる人より先に出ようとするのは、急いでいるにしても強引すぎます。その人たちの進路を横切ると、仕組み全体が台なしになってしまいます。

エスカレーターを降りたところで数歩まっすぐ進んでから、横へよけている観光客
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歩いて上がったら、まっすぐ降りて、離れてから脇に寄る

歩く側を一定のペースで上がり、降り口を越えたら、2歩まっすぐ進みます。それから脇に寄りましょう。立つ側の人たちがすぐ後ろから降りてきます。その進路に割り込まず、そのまま進んでいた方向へ歩き続けましょう。

ルールそのものより「逆になる」ことが大事な理由

日本の駅は、毎日たいへんな数の人を、狭い通路で運んでいます。「片側に立ち、もう片側を歩く」というのは習慣であって、公式のルールではありません。しかも効率的でもなく、日立の調査では、両側に立つ場合より運べる人数が約23%少なくなるという結果が出ています。

旅行者が戸惑うのは、その合意が大阪では逆になることです。東京をはじめ、ほとんどの地域は左に立ちます。大阪と、神戸を含む関西の多くの地域は右に立ちます。京都は混在しています。どちら側に立つかを表示で教えてくれるわけではありません。周りの人がどうしているかを見て合わせることが求められ、逆に立つと、地元の人はすぐに気づくことが多いです。

東京は左に立つ。大阪は右に立つ(ロンドンと同じ)。 迷ったら、2秒だけ周りを見てまねしましょう。

知っておくと役立つこと

  • 公式のルールは「立ち止まる」 — 鉄道会社は、両側に立ち止まって歩かないよう呼びかけています。埼玉県(2021年から)と名古屋市(2023年から)では条例にもなっていますが、罰則はありません。実際には、片側を空ける習慣が続いています。立ち止まって乗るのはいつでもルールどおりです。嫌がられるのは、人が歩いている側をふさいでしまうことです。
  • 御堂筋線と阪急梅田駅 — 阪急は1967年に、梅田駅で左側を空けるよう乗客に呼びかけ始めました。梅田で乗り換えると、両方を通ることになります。右に立ち、左を歩く。考えすぎなくて大丈夫です。
  • 空港のエスカレーターはばらつきがち — 成田、羽田、関西国際空港では、海外から着いたばかりの人が多いので、この習慣がそろわないことがよくあります。到着ロビーと同じ建物で、いわば初心者向けの練習が行われているだけです。
  • 動く歩道も同じ考え方のことが多い — 空港のターミナルや地下通路の動く歩道でも、同じように片側に寄る人が多くいます。迷ったら、前の人をまねしましょう。

クイズで確認

東京と大阪の違いが体に染みついたか、3問で確かめてみましょう。

Quick check

Can you spot the right move?

  1. Q1 東京では、エスカレーターの左側に立つ?

  2. Q2 鉄道会社は、歩く人のために片側を空けるよう呼びかけている?

  3. Q3 大阪は、東京式の「左に立つ」に正式に切り替えた?