初詣とは
初詣(はつもうで)は、新しい年になってはじめて神社やお寺にお参りすることで、日本ではとても大きな行事です。警察庁が最後に全国の集計を公表した2009年には、1月1日から3日までの神社やお寺への参拝はおよそ1億回にのぼりました。おめかしして出かける人もいて、着物姿もちらほら見かけます。子どもたちは両親や祖父母と一緒にやって来ます。デートで訪れるカップルもいます。健康、幸せ、旅の安全、合格、恋愛など、誰もが新しい年への願いを込めてお参りします。
1月上旬に日本にいるなら、初詣はぜひ見てほしい美しい光景のひとつです。冷たく澄んだ空気の中、神社は松や竹で作った門松で飾られ、参道には屋台が並び、あちこちから柏手や鈴の音、楽しそうな話し声が聞こえてきます。国を挙げてのお祭りのような雰囲気がありますが、実際にそういうものなのです。
旅行者にとってうれしいのは、初詣が誰でも歓迎してくれる行事だということです。神道や仏教の信者でなくても、何の信仰がなくても、まったくかまいません。順番さえ知っていれば作法はシンプルですし、旅行者が敬意をもって加わっても、誰も気にしません。ぎこちない初詣を心に残る体験にするには、基本の流れを知っておくだけで十分です。手水舎で清め、賽銭箱にお賽銭を入れ、二礼二拍手一礼でお参りし、帰りにおみくじを引く。それだけです。
まとめると:手を清め、5円玉を入れ、二礼・二拍手・お願い・一礼。
知っておくと役立つこと
- 3日間で1億回 — 警察庁による最後の全国集計(2009年)では、1月1日から3日までの参拝は全国でおよそ1億回でした(複数の寺社をまわる人も多いので、人数ではなく延べ回数です)。2019年のランキングでは、明治神宮が三が日に約300万人を集め、全国の寺社でいちばんでした。
- 初詣の三大名所 — 明治神宮(東京)と、2つのお寺、成田山新勝寺(千葉。成田空港の近くなので、到着してすぐでも行きやすい)と川崎大師(神奈川)が、その2019年のランキングのトップ3でした。東京周辺にいるなら、どこも行ってみる価値があります。
- 甘酒をお忘れなく — 初詣の時期、大きな寺社の参道には屋台が並びます。たこ焼き、焼き鳥、たい焼き、焼き餅、そして何より甘酒。甘酒は米と麹から作るほんのり甘い温かい飲み物で、紙コップで出してくれます。凍えるような1月の朝に、手を温めるのにぴったりです。初詣の期間中、甘酒を無料でふるまう神社もあります。
- 絵馬とお守り — 初詣は、絵馬(願いごとを書く木の板)やお守りを授かるのにぴったりの機会です。新年限定のお守りや縁起物を用意している神社もあり、その年の干支がデザインされていることがよくあります。お土産にも喜ばれます。
- 新しい年の、新しいおみくじ — 初詣で引くおみくじは、新しい年のいちばん最初の運勢です。だからこそ、特別な気持ちになれるのです。
クイズで確認
初詣の作法が身についたか、3問で確かめてみましょう。