先に体を洗うのはなぜ?
源泉のお湯をそのまま流し続ける「かけ流し」の温泉もあれば、ろ過や消毒をしている温泉もたくさんあります。どちらにしても、たくさんの知らない人と分け合うお湯です。きれいな温泉のお湯に浸かるためのものであって、一日の汚れをみんなで分け合うプールではありません。先に体を洗うルールは、共有のお湯に体が触れるときには、洗いたてのお皿のように清潔になっているためのものです。これは当然のこととされていて、みんなが守っているからこそ、温泉は成り立っているのです。
「湯船は浸かるためだけの場所、体を洗うのはその前」という感覚さえ身につけば、あとの温泉の流れは自然に分かってきます。
入浴の流れ
- 脱衣所 — 服をすべて脱ぎ、荷物はかごかロッカーへ。持っていくのは小さいタオルだけです。
- 洗い場でかけ湯 — 木の桶やシャワーで体にさっとお湯をかけて、体を温めます。これはまだ本番の洗いではありません。
- 座って洗う — 多くのガイドでは、全身を石けんで洗い、髪も洗って、肌がきゅっとするくらいきれいになるまで流すよう勧めています。肌に泡を残さないようにしましょう。
- 最後にもう一度流す — 念のため、もう一度全身を流します。
- 落ち着いて湯船へ — 小さいタオルは手に持ち(お湯には入れずに)、頭にのせるか、ふちに置きます。
- ゆっくり浸かる — そっと入り、お湯をはねさせないように。国の入浴の指針では、最初は1回3〜10分ほどにして、合間に休むよう勧めています。
- 上がったら軽く拭く — 脱衣所に戻る前に、小さいタオルで体の水気を拭き取り、床のマットを濡らさないようにします。
湯船は浸かるところで、洗うところではありません。体を洗うことは、つま先をお湯に入れる前にすべて済ませましょう。
知っておくと便利なこと
- 髪はまとめる — 長い髪はお湯につからないように、おだんごにするかクリップでまとめましょう。
- タトゥー — 見えるタトゥーのある人の入浴を断る温泉は多くあります(すべてではありません)。ネットで「タトゥーOK」の施設を探すか、小さなものならシールで隠せば入れるか確かめるか、旅館の貸切風呂を予約しましょう。
- 湯船に石けんを持ち込まない — 石けんやシャンプーなど、洗うためのものは絶対に湯船に持ち込まないでください。すべて洗い場に置いておきます。
- 水分補給と休憩を — 温泉のお湯は熱めです。湯から上がって体を冷まし、水を飲んでからまた入りましょう。気分が悪いのにがまんして入り続けるのは、自慢になりません。
- 脱衣所に入る前に体を拭く — 水をしたたらせないのが決まりです。最後に小さいタオルが役立つのはこのためです。
クイズで確認
「まず洗う」が身についたか、3問で確かめてみましょう。