定食を知っておくと得をする理由
定食は、日本の毎日の食事を支える柱です。カウンターのランチ店、高速道路のサービスエリア、美術館のカフェテリア、会社の食堂。定食はどこにでもあり、たいてい手ごろな値段です。おかずは変わっても、形はたいてい変わりません。
その形、つまり「おかず+ご飯+汁物+漬物+小鉢が、ひとつのお盆にのって一度に出てくる」ということこそ、押さえておきたいポイントです。これはコース料理ではありません。どの品もほかの品と合わせて食べるように考えられた、バランスのとれた一食です。ご飯はクセのない主食、汁物は全体をつなぐもの、漬物は口直し、そしておかずがお目当ての主役です。一品ずつ順番に片付けるのではなく、ずっと行き来しながら食べます。
リズムはこう:おかず→ご飯→汁物→漬物→ご飯→おかず→汁物。 一直線に食べない。いつも行き来する。
知っておくと便利なこと
- 「ごはん」はご飯であり、食事でもある — 「ごはん」という言葉は、炊いたお米のことでもあり、食事全般のことでもあります。「ごはん食べた?」は「食事した?」という意味です。ふたつがひとつの言葉で表されるほど、お米は「食べること」の中心にあるのです。
- おかわり無料の店もある — ご飯のおかわりを無料にしている定食屋もあります。「おかわり自由」「おかわり無料」といった張り紙や声かけがあれば、無料でおかわりできるという意味です。空の茶碗を持ち上げて「おかわりください」と言いましょう。
- 漬物は飾りではない — たいていの定食に付いてくる小さな漬物は、口直しのためのものです。味の濃いおかずの合間に食べて、口の中をさっぱりさせましょう。
- ご飯の量は最初に減らしてもらう — 普通の量では多すぎるなら、注文のときに「ご飯少なめでお願いします」と伝えましょう。一粒残さず食べるのが一般的なので、残すより、最初から少なめにしてもらうほうがいいのです。
クイズで確認
定食のリズムを確かめる3問です。