怖がる必要はなく、いざというときのために知っておくこと
日本の医療は高く評価されていて、薬局も見つけやすいです。旅行中にひどい風邪をひいたり、足首をひねったり、食べたものでじんましんが出たりしても、安心して診てもらえます。この記事は不安をあおるためのものではありません。もしものときに、だいたいの流れをわかったうえで病院に行けるように、心配するのは体を治すことだけで済むように、と思って書いています。
ざっくり説明すると、日本には住民向けの公的医療保険がありますが、旅行者はふつうその場で全額を自分で払い、あとで旅行保険に請求することになります(キャッシュレスで受診できる保険もあります)。だからこそ、旅行保険には入っておく価値があります。ちょっとした受診ならたいてい何とかなる金額ですが、検査で画像を撮ったり、専門医にかかったり、入院したりすると、あっという間に高額になります。保険の書類、パスポート、そして現金か日本で使えるカードを持っていけば大丈夫です。小さなクリニックでは書類が日本語だけのこともありますが、大都市の大きな病院の中には、英語を話せるスタッフや外国人患者向けの窓口があるところもあります。
旅行者がつまずきやすいのは、医療そのものより、上の4枚のカードで紹介したマナーのほうです。日本のクリニックには決まった流れがあります。受付をする、静かに待つ、呼ばれて診察を受ける、また座って待つ、呼ばれて会計をする、近くの薬局に処方箋を持っていく。この流れさえわかっていれば、驚くほどスムーズに進みます。
ひとことで言えば:まず受付、待合室では静かに、入口ではスリッパを確認、診察後は会計で呼ばれるまで待つ。 この4つを守れば、まったく浮きません。
知っておくと役立つこと
- JNTOの医療機関検索 — 日本政府観光局(JNTO)のサイト(www.jnto.go.jp)では、外国人旅行者向けの医療機関を、地域・対応言語・診療科で絞り込んで検索できます。出発前にブックマークしておきましょう。何かあったときに、スマホに入れておくととても役に立つページです。
- 緊急時の電話番号 — 救急車と消防は119、警察は110です。どちらもどの電話からでも無料でかけられ、119番はほとんどの消防本部で通訳(英語を含む)につないでもらえます。本当の緊急時には、ためらわずに119番に電話してください。救急車で運んでもらうこと自体は無料です(ただし一部の地域では、緊急性がなかった場合に病院が料金を上乗せするようになっています)。
- とにかく現金を — クリニックには、今でもクレジットカードが使えないところがたくさんあります。カードが使えるのは主に大きな病院です。念のため、少なくとも1万〜2万円の現金を持っていきましょう。セブン-イレブンにあるセブン銀行のATMなら、主な国際ブランドの海外発行カードなら、たいてい昼夜を問わず現金を引き出せます。
- 薬は別の場所でもらう — 日本では、クリニックで処方箋をもらい、それを薬局に持っていって薬を受け取ります。薬局はクリニックのすぐ近くにあることが多く、薬をもらうのにまた少し待ちます(院内で薬を出す病院もあります)。
- 書類はすべて取っておく — 領収書、処方箋の控え、問診票など、すべて保管しておきましょう。あとで旅行保険の請求をするときに必要になります。
クイズで確認
いざというときのために、基本を3問で確かめておきましょう。20秒ほどで終わります。